私たちは多様化した様々な価値観の中で今を生きています。
科学や医学、そしてコンピューター等の目覚ましい進化によって、便利な世の中になった反面、人と人との関わりが希薄になり、人として大切なものや「いのち」や「生きていること」そのものが軽んじられる場面もたくさん目にするようになりました。
「いかに生きるか」というような方法論は問われても、弱者切り捨ての世の中では、其々の思いや存在を大切にするということが実践されなくなってしまったのです。
そのような現代社会の中で感じる生きづらさや、
様々な喪失を前に、悲しみに向き合えないとき…
自分を見失ってしまったとき…
怒りで震え上がって、振り上げた拳のやり場がないとき…
悲しんだり、怒ったり、諦める以外の解決策が欲しいとき…
自分のせいにしたり、人のせいにしても解決できないときには、
私たちはどうしたら良いのでしょう…?!
人生の悩みや苦しみ、痛みは、目の前に起きたことを認め受け入れられないために起こります。
また自己を受容できない心理状態からも生まれます。
たいわは、
自己のどんな側面も自分の一部であることを認め、受け入れることで
自己との愛着の絆を結びなおす実践型手法です。
自身の感情を感じ、ご自身の心や身体と向かい合うことで、
自分が「どうしたいのか」を理解する…。
自分自身を丁寧に扱い、愛することを通して、
自分を諦めないことを身に着けていきます。
自分を丁寧に扱うことは、
目の前に起きた問題からのPTG(心的外傷後成長)につながっていきます。
また、自分がどうしたいのかが解るようになり、他の人のことも解るようになります。
自分の今の感情や感覚をわかり、認め、受け入れていくことで、
自分も大切。人も大切と感じられるようになります。
自分を愛して、人も愛する。
たいわは、
自分と自分を繋ぐ、自分と人を繋ぐものです。
「たいわ」を実践されている方からのメッセージ
「たいわ」と出会い、自分の本当の思いを丁寧に向き合うことで、自己を受容し、自分の人生を生きる考え方ができるようになりました。(20代 主婦)
しかし、てらこやで「どんな理由があってもいじめはいけない」ということ、「いじめられたらどうしたらいいか」ということを実践的に学び、いじめに屈しない自信をつけ笑顔を取り戻しました。(10代男子をもつ母)
「たいわ」で自分を大切にすることを学び、自分の軸をもつことでバランスがとれるようになりました。人と向き合う仕事には「たいわ」は大切と実感しています。(40代 看護師)
赤ちゃんの気持ちを意識すると、そのお母さんへの支援が変わるのではないでしょうか。助産師はもちろん、育自支援に携る方々に「たいわ」が広がるといいなぁと思っています。(40代 助産師)