「たいわ」とは

私たちは多様化した様々な価値観の中で今を生きています。
科学や医学、そしてコンピューター等の目覚ましい進化によって、便利な世の中になった反面、人と人との関わりが希薄になり、人として大切なものや「いのち」や「生きていること」そのものが軽んじられる場面もたくさん目にするようになりました。
「いかに生きるか」というような方法論は問われても、弱者切り捨ての世の中では、其々の思いや存在を大切にするということが実践されなくなってしまったのです。

そのような現代社会の中で感じる生きづらさや、
様々な喪失を前に、悲しみに向き合えないとき…
自分を見失ってしまったとき…
怒りで震え上がって、振り上げた拳のやり場がないとき…
悲しんだり、怒ったり、諦める以外の解決策が欲しいとき…
自分のせいにしたり、人のせいにしても解決できないときには、
私たちはどうしたら良いのでしょう…?!

人生の悩みや苦しみ、痛みは、目の前に起きたことを認め受け入れられないために起こります。
また自己を受容できない心理状態からも生まれます。

たいわ

たいわは、
自己のどんな側面も自分の一部であることを認め、受け入れることで
自己との愛着の絆を結びなおす実践型手法
です。

自身の感情を感じ、ご自身の心や身体と向かい合うことで、
自分が「どうしたいのか」を理解する…。
自分自身を丁寧に扱い、愛することを通して、
自分を諦めないことを身に着けていきます。

自分を丁寧に扱うことは、
目の前に起きた問題からのPTG(心的外傷後成長)につながっていきます。
また、自分がどうしたいのかが解るようになり、他の人のことも解るようになります。

自分の今の感情や感覚をわかり、認め、受け入れていくことで、
自分も大切。人も大切と感じられるようになります。

自分を愛して、人も愛する。

たいわは、
自分と自分を繋ぐ、自分と人を繋ぐものです。

たいわ

「たいわ」を実践されている方からのメッセージ

心理学やスピリチュアルのどんな特別な知識や分析よりも、喪失感と悲しみでいっぱいの私をすくい上げてくれたのが「たいわ」でした。どんな自分も大切にしていこうと思えるようになりました。(50代 カウンセラー)
小さい頃からたくさんの怒りを隠して生きてきました。「たいわ」に出会って、ネガティヴな感情を受け入れて怒る自分を許せたとき、たくさんの涙が流れて、生まれ変わった私は、誰かのせいにしない自分の人生を歩み始めています。(30代 会社員)
母子間の愛着形成の欠落、それこそが、私を苦しめてきた生きづらさの原因でした。
「たいわ」と出会い、自分の本当の思いを丁寧に向き合うことで、自己を受容し、自分の人生を生きる考え方ができるようになりました。(20代 主婦)
小学校でいじめにあっていた息子は、いじめという現実だけでなく、いじめられる方にも問題がある、という対応を受け、心が折れかけていました。
しかし、てらこやで「どんな理由があってもいじめはいけない」ということ、「いじめられたらどうしたらいいか」ということを実践的に学び、いじめに屈しない自信をつけ笑顔を取り戻しました。(10代男子をもつ母)
仕事柄、相手の立場になって考えることが多く、自分のことは後回しにしがちで疲弊していました。
「たいわ」で自分を大切にすることを学び、自分の軸をもつことでバランスがとれるようになりました。人と向き合う仕事には「たいわ」は大切と実感しています。(40代 看護師)
赤ちゃんにも沢山の思いがある事を、たいわ(胎話)から学びました。
赤ちゃんの気持ちを意識すると、そのお母さんへの支援が変わるのではないでしょうか。助産師はもちろん、育自支援に携る方々に「たいわ」が広がるといいなぁと思っています。(40代 助産師)
私は、児童福祉施設で保育士をしています。バーンアウトして退職する同僚をたくさん見送ってきました。私自信も悲鳴をあげていたのに全く気付かず、頑張り続けていました。それを気付かせ救ってくれたのが「たいわ」です。これからも「たいわ」を活かして大好きな仕事をずっと続けたいと思っています。(40代 保育士)